過去事例:『第3回未来のお医者さん・看護師さん作文コンクール』入賞作品一覧
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『第3回未来のお医者さん・看護師さん作文コンクール』 入賞作品一覧 伊佐 碩恭様(群馬大学附属小学校3年)
「タイトル無し」
伊佐 碩恭 ぼくの家には、入院するほどの病気ではないけど、生活をするのにちょっと大変なかん者さんが二人もいる。軽しょうなのは、ボクのお父さん。最近、左肩が上がらないので、車にのった時、後部シートにおいたに物が取れないそうだ。ボクがだっこしてほしくても、イタタタタッ、とヘンな顔になって、持ち上げてもらえない。「四十肩」という病気らしい。もう一人のかん者さんは、お母さんだ。こしのヘルニアと右足の肉ばなれで、歩くことや運転も大変そう。ちりょう方法は、「手じゅつの必要はないので、様子をみましょう。」 ということらしい。でも、雨の日のいたみとのお付き合いはかなりつらそうだ。 九さいのボクに出来ることは、お父さんの背中をあらってあげることや、だっこをがまんすること。そして、お母さんの付きそいで買い物に行き、に物を全部持ってあげることぐらい・・・
だから、ボクはしょう来、どんな小さないたみも、すぐになおしてあげられるお医者さんになりたい。そうじきでゴミをすい取るように、バクが鼻で悪い夢をすい取るみたいに、ボクもかん者さんのいたみを、ボクのうでと心で全部すい取りたい。 「すぐにいつも通りの生活ができますので、安心して下さいね。」こんな夢のようなことが言えて、本当に全てのいたみをなおしてあげられたら、かん者さ んはとってもうれしいと思うし、ボクもうれしい。おまけに、今のボクのように、家にかん者さんのいる家族もうれしいと思う。 世界中の人たちが、体や心のどんないたみもがまんしないで、ストレスのないいつも通りの生活ができるよう、そのお手伝いのできる未来お医者さん! それが、ボクの夢。 でも、実はボクが家族の中で、一番いたみによわいタイプだから、そんなお医者さんがいてくれたらうれしいな。
菱井 雄大様(京都市立明親小学校6年)
「未来のお医者さん」
菱井 雄大 ぼくには昔からお医者さんになりたいという夢があります。それは三才の時からです。ぼくが三才の二月にそれはおこりました。 突然、激しいおなかの痛みがはしり、すぐに病院に行きました。その病気は悪性リンパ種という死ぬかもしれない病気でした。 ここから病気とのたたかいが始まりました。 ぼくは運よくすばらしい先生や看護士さんにめぐまれたお陰でぼくも頑張ることができ、今では、病気も治り元気に生活しています。 今も時々病院に行って検査をしていますが、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。 七ヶ月はげましてくれた先生に感動して、ぼくもお医者さんになりたいと思いました。 まず、ぼくがお医者さんになったら、命を預る立場なので全力で病気を治そうとする心はもちろんのこと、あとは患者さんに笑顔と勇気をあたえることも、とても大切だと思います。でも甘やかしては、いけないことも頭に入れておき、そして一人でも多くの人を助けてあげたいです。ぼくが経験したこの助けてもらった感謝の気持ちを今度はぼくが伝える時だと思います。この幸せを届ける、そんな医者にぼくはなりたいです。 世界では、まだまだ解決できていない病気もたくさんあります。そんな病気で苦しんでおられる方々を少しでも早く助けてあげられるように全力で取り組み、医療を少しでも進歩させたいです。 あの時、先生が教えてくれた喜びを、ぼくもいつか教えることができるようなすばらしい先生になりたいです。 命を守りぬく仕事の医者になるからには、命を預かる資格のあるような医者になりたいです。またいつまでのその家庭にずっと幸せが続くように全力をつくす、かっこいい医者にぼくはなりたいと思っています。
布施 絵梨様(京都市立北醍醐小学校5年)
「タイトルなし」
布施 絵梨 私は3才ごろにぜんそくで入院しました。 入院生活の中では一日に一回、診察がありました。そのときの看護師さんの笑顔がわすれられません。お医者さんも「ここはどうですか。」とやさしく問いかけて下さいました。 私の想像する未来のお医者さんや看護師さんは今よりも、もっと明るい笑顔で患者さんに接していると思います。そうすると、今とてもたくさんいる心の病気の人をもっと救えると思います。さびしい人や悲しい人の心を笑顔という治療法で楽しいやうれしいという明るい心にすることができるのです。 それから、私が期待しているのは科学と医学の進歩です。ですから、未来ではロボットも診察をしていると思います。けれども、最後の診断は人間がすると思います。そのほうがロボットの見落とした所やミスを見つけることができ、ロボットにまかせっきりではなく患者さんが安心して診察を受けることができるからです。未来ではもっとたくさんの病気や治療法が発見されるとおもいます。そのときに短かい時期で判断するロボットは絶対に必要だと思います。 未来のお医者さんや看護師さんには、心と医学どちらも大切だと思います。次々に発見される新しい病気に立ち向かってがんばってくれると思います。
田中 優奈様(川崎市立東高津小学校 4年)
「未来の看護師さん」
田中 優奈 私の夢は、かんごしさんです。 温かい手、やさしい言葉、思いやりを持ったかんごしさんになりたいです。 温かい手はロボットや機械では出来ない、人のぬくもりやパワーを患者さんにあたえることが出来ると思います。 「だいじょうぶですか。」などのやさしい言葉は、患者さんを元気づけられるま法の言葉です。私も、「だいじょうぶ。」と聞かれると心が明るくなれます。 思いやりは、私がかんごしさんになったら、持ちつづけたい心です。心がこもっているからこそ、やさしい言葉や温かい手が使えると思います。 「だいじょうぶですか。」その一言から始まり、元気づけ、かんごするのが、かんごしさんの仕事の一つではないでしょうか。何年たっても、やさしいかんごしさんでいるのが、私も目標です。
ジン・ケイラ様(米国カリフォルニア州オレンジ学園4年)
「未来へのねがい」
ジン・ケイラ 私のおじいちゃんは日本に住んでいます。とても重い病気で、もう二年間も入院しています。 今年の夏、私たちはアメリカから家族全員でおじいちゃんのお見まいに行きました。私はうれしかったけれど、おじいちゃんに何もできませんでした。 おじいちゃんは今、自分で物が食べられません。自分で飲み物も飲めません。自分で言葉も言えません。おじいちゃんはいろんなことができません。 病気になる前のおじいちゃんは、魚つりが大好きで、私もつれていってくれました。 私が病院のベットでねているおじいちゃんに一番してあげたいのは、お話ができるようにすることです。おじいちゃんがうれしいとか、悲しいとか、かゆい、おなかがすいた、のどがかわいたなど、自分の気持ちが言えるからです。 私がアメリカから帰って、「おじいちゃん、ケイラだよ。」と言ったのに、おじいちゃんは、何も言えませんでした。私のほうを見ないで、じーっとしていました。けれども、聞こえているそうです。 その後なんとなく、手に力がはいって、私の手をにぎりました。たぶん、私が会いに行ったことが分かったでしょう。 ねたままのおじいちゃんを見るのはつらいけれど、まだがんばっているおじいちゃんに会えて、うれしかったです。 未来におじいちゃんが、何を考えているかがわかる機械ができたら、すばらしいと思います。そして、おじいちゃんが、してほしいことをやってあげたいです。
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