「未来のお医者さん−オーダーメードの医療を目ざして−」
山田 恵利佳
私は、お寺の研修の時のおぼうさんの話で、一番心に残ったことがありました。それは、「今の仕事は、金もうけ自分のためと思って仕事をしている人は、世の中にたくさんいるけれど、それは、本当の仕事ではない。本当の仕事は、人々の心のためにやることを、真の仕事という。」
この言葉を聞いて、私は、人々の心のために、医者の仕事がしたいなあ。オーダーメードの治療法を考えて、実践できる医者になりたいなあと、未来の夢に、確かな自分を見つけることができたのでした。
私は、脳の障害について興味があったので、てんかんの子どもについて調べてみました。
脳に障害があるてんかんの発作は、脳の中で電気信号が暴走して、あらしが起こっているようなものだということが分かりました。てんかんの発作の原因は、高い熱が続く病気や、けがによって脳の組織の一部がこわされてしまうからです。てんかんは、脳波でわかります。ある部分の神経回路がショート(異常放電)した状態になって、突然意識がなくなりたおれて体がつっぱってしまいます。でも、今では、てんかんは薬で治る病気になっています。また、薬と同じくらい規則正しい生活が大切です。薬をきちんと飲んで、みんなと同じ行事に参加して、のびのびとリラックスした中での交流を続けていく中で、完全に治っていく人も多いので、希望がもてます。
私は、てんかんの子どもがやりたいと思う勉強やスポーツができるように、オーダーメードの治療を実践します。又、正しい理解を社会に伝えます。進化する脳波計や、CTや、MRIの助けを借りて、あまり強い薬は使わないように、薬の量のバランスも考えます。仕事や結婚もできるように、発作が軽く短くなっていくように調整します。最終的に、断薬につなげて、完治できるようにします。
私は、胡弓演奏ができるので、リラクゼーションとして、治療にも取り入れたいです。